実は地域性だったらしいお盆の風習をいくつか挙げてみる。
なお、使用画像はすべて拾ったもの。
・四十八灯籠
新盆から3年目のお盆まで48本のロウソクを灯す。
木の台は使い回しで、焦げないように先に輪切りにしたキュウリを刺したりする。
うちは玄関先(悪天候でなければ外)だけど、町内地域によってはお墓の前で行っている。
・精霊馬、精霊牛
キュウリとナスで作る。
うちでは茹でたそうめんを背中に掛ける。
仏様の乗り物だから手綱になるのかもしれない。
このあたりもお盆の簡素化が進んで作らない家庭が増え、我が家でも作らなくなった。
・迎え火、送り火は松根
時期が近づくと大抵の店頭に並ぶ。
うちはお墓の前と自宅敷地内で燃やす。
が、売り物は大抵燃えにくく、掘って用意する家庭もあれば灯油を染みらせる家庭もある。
今年もお墓の前で『頑張れ!』って言ってたら、ご近所さんが掘った松根を分けてくれて無事ファイヤーできた。
今気がついた。
指の付け根から流血したらしい。
松根は燃えやすくするために割れるものは素手で割るんだけど、刺さったみたい。
何年か前は、執念で燃やしてやろうと頑張ってる間にアブが耳に食いついていた。
山に入って松根を掘れるようになろうかと検討しそうになるお盆2020。