byり

うふ♡

《回想》3本の十字架



不安は的中した
いや
不安が不安を呼び、現実のものとなったのだ



父から3年後の冬
祖父が逝った
父と同じタイミングで











また私のせい
やっぱり私のせい
私が殺した
私が殺った

なんで私じゃないんだ





2人を逝かせたのは私だ





お父さんと月命日が一緒だね

誰かが気づいたそれは、更に私の自責の念を後押しした










その翌年、私は壊れた

すべてを嫌い恨み憎み
壊れた自分に酔うかのように日々黒いことだけを考え、痩せた体で破壊行為を繰り返した










結果





本来口にする物ではないそのニオイを間近で感じ、味覚が刺激された
ただそれだけのことだったのに





あ…





こんなのもう終わりにしよう










そのための儀式だったのかもしれない






誰かが自分のものさしだけで見て判断していただけのこと

私は私の狭い世界の中で決めつけていた

私の可能性を広げるも潰すも私次第

私を決めるのは他の誰かではない

私が生きやすく生きていいじゃない

生きて生き抜いてやる

そのために始める

私は私に腹を決めた





刻んだ証は今もここでこうして私とともに居る

私は生かされた










何年になるだろう
毎月迎える2人の命日に行う私の行事
今月も執り行いました



生かしていただきありがとうございます










皆様が一日も早く日常を取り戻せますよう心よりお祈りいたしております。



ご訪問いただきありがとうございます。
byり