飼い犬との出会いの続きです。
待望のオスだが、自分らも年を取りながら最期まで介助や介護が出来るのか。
かといって断れば命を奪われてしまう。
3日程だろうか、頭を抱えながら男以外の家族会議が続いた。
そして鶴の一声だか何なんだか、母がキメた。
『貰おう』
(⊙⊙)ฅぇ?
『あんたたちに誕生日プレゼントあげる』
実は私は双子ではないが、誕生日が同じきょうだいがいる。
そしてあの運命の『犬いらない?』電話があったのは、16年前の正しく私たちの誕生日その日だったのだ。
なんてミラクル!
ちみは私たちが危うく眉間に深いシワを刻みそうになりながら迎えた運命の犬だったんだよ。