やった側は忘れても
やられた側は
忘れない
忌まわしい記憶
だけど
罪の意識を持っているのなら
罪の意識が芽生えたなら
傷を負わずにいたら
傷を癒やしてしまったなら
突然の謝罪にキョトンとする彼
自分の発言でその場を不穏な空気にしてしまったという彼女
うーん
あったかもしれないけど…
双方の言葉や表情から察するに
彼はかすり傷も負わず
彼女は心を痛め続けていた
ってところだろうか
これ以上話しても
この2人は同じ過去の時を合わせられないみたいね
もう大丈夫よ
それがあったのは本当かもしれないけど
（彼の）この顔見たらわかるでしょ？
あの人は
あの頃のことを忘れているのだろうか
忘れているからなのだろうか
一言でもいい
謝罪の言葉を求めてる私がいる
そんなことを考える私は
あの頃の傷を今でも大事に大事に
疼かせているのだろうか
この傷を癒せるのは
謝罪の言葉ではないと
わかってる
時が解決してくれる
とはいうけれど
必要なのは
傷ついた自分を認めて癒やすための時間
なのかもしれない
私はまだ
自分を認められず
癒せず
誰かのせいにして
逃げているのかもしれない
私があの頃のことを忘れさせているのなら
感じさせていないのなら
私は主演女優賞だわ
ご訪問いただきありがとうございます。
byり
